私たちに自由意志はあるのか?

あなたは自分の思考や判断は
自分の自由意志で行っていると思っていますか?

「何を当たり前のことを!」

と思うかもしれませんが、

「私は自分の自由意志で思考や判断を行っている」

という考えの方が
現代哲学や脳科学といった最先端の科学の観点から言えば
間違いなのです。

「えっ、私が自由意志を持っているというのは錯覚?」

と質問されれば

「はい、自由意志なんて錯覚です」

と答えなくてはなりません。

実は、
この自由意志という錯覚が
あなたが人生を思い通りに生きられない
大きな原因でもあるのです。

逆に、
自分の理想の人生を生きていて
人生の幸福度や満足度が高い人は
自分の意志や判断を操っているものの正体を知っていて
逆にそれを上手に利用しているとも言えます。

では、
私たちに自由意志がないとは
どういうことなのでしょうか?

まず、
私たちは自分の自由意志で何かを考えているつもりでも
私たちは無意識のうちに幼い頃からの親の教育や
自分の育ってきた環境の影響を受けています。

例えば、
幼い頃から親の無償の愛をいっぱい受け取って
失敗したことも含めて肯定的に受け止めらてきた人は
自己肯定感の高い人に育ちやすいので、
何か未体験の物事に遭遇した場合に
失敗を恐れずに挑戦する判断をしやすいと言えます。

逆に、
幼い頃から親の条件付きの愛情に振り回され
成功した時だけは自分の価値を認めてもらえ
失敗をしたら愛情を受け取れないと感じてきた人は
自己肯定感の低い人に育ちやすいので、
何か未体験の物事に遭遇した場合に
失敗を恐れて挑戦をしない判断をしやすいと言えます。

つまり、
目の前の事象に対する認知や判断は
自分の自由意志で行っているように見えて
実は生きてきた環境や接してきた人によって
そう認知し判断せざるを得ないように育てられてきたのです。

お金のことだって、
幼い頃から親がお金のことで悩んでいたり
お金のことで喧嘩をしているのを見てきて
親から「お金のせいで人は不幸になるのよ!」
と聞かされてきた人にとっては、
お金を稼ぐことやたくさん貯金することに対して
否定的な判断をすることが多くなります。

逆に
お金があることでみんなが笑顔になっているのを見て
「お金は人を幸せにする道具だよ!」
と幼い頃から聞かされてきた人にとっては、
お金を稼ぐことやたくさん貯金することなどは
自然と肯定的に捉えられるわけです。

お金だけでなく異性の関わり方についても同じです。

多くの人は自分の親を見て
男と女のあり方を学ぶため
その親の影響で異性に対して苦手意識を持ったり
好意的に接するのが当たり前になったりと
自分の自由意志だと思っていているだけで
実はものすごく環境に左右されているわけです。

また別の角度から見ても
脳波の実験をした場合などで面白い結果が出ているのです。

被験者がある時刻になったら「右手を上げる」と決めていたとします。

そして、
時間が迫るにつれて脳がどのように動くかを
観察するわけです。

一般的には、
意志が行動に影響を及ぼして(命令して)
右手を動かすというように考えますよね?

しかし、
実験の結果はその反対だったのです。

右手を上げると決めた時間が迫ってくると、
脳の中で意志を司る部分より先に
右手を上げるための脳の部位が動き出し
後から意志を司る部分が動いたのです。

つまり、
先に右手を動き始めて
後から「自分が右手を上げるよう命令した」
という意志が起きたのです。

もちろん、
この時間の誤差はものすごく微差ですが、
行動が意志に影響を与えていることが確認されたのです。

つまり、
自由意志のつもりが外部からの影響を受けている肉体によって
意志すらもコントロールされてるというわけなのです。

実験の話だとピンとこなければ
日常生活を思い浮かべてください。

例えば、
信号がまだ赤なのにみんなが渡り始めると
その周囲の行動に影響されて自然と体が動くことってないですか?

そして、
後付けで意志が
「車が来ていないからもう渡っても大丈夫!」
とか
「みんが渡っているから自分も渡っちゃえ!」
と判断するのです。

他にも、
一人でいる時は悪い人じゃないのに、
集団で集まると悪いことを平気でしてしまう人っていますよね?

集団でのいじめとか不良集団とかです。

その時の状態って、
自分の意志よりも集団圧力が働いて
自分の意志で動いているようで
実はその場に動かされているわかりやすい例だと思うんです。

環境から体が影響を受けて意志決定を左右するという行為は
必ずしも悪いことにばかり起きるわけではありません。

みんながボランティア活動などしている中にいると
普段の自分では絶対にやらないような奉仕活動が自然にできたり。

勉強が嫌いな自分のはずなのに
勉強を頑張っている優秀な仲間といると
なぜか自分も一緒に勉強を頑張れたり。

人は幼いころからの親の教育や環境によって
自分の思考パターンや判断基準を制限される一方で、
その後の環境を変えることで思考パターンや判断基準を変えることもできます。

ですから、
同じ親に育てらているのに
兄弟によって差が出たり
虐待されたことを言い訳にして自分も子供を虐待する親もいれば
自分は虐待されて辛かったから自分は絶対に虐待をしない親もいます。

つまり、
自分の思考や判断は自由意志だと錯覚したまま
今のままの思考や判断を続けていると
それは今の延長上の未来しか生まないのです。

もし、
今のあなたが非常に幸福度や満足度が高い毎日を送っているならば、
それが誰かに植え付けられた思考パターンや判断基準で
自分の自由意志じゃないとしても結果オーライですよね?

ですから、
賢い人は「自分の自由意志なんてものはない!」と割り切って
自分の理想とする人生になるように意志が働くように
その意志決定に影響を与える環境に身を置きます。

これが

「環境が人を作る」

と言われる科学的な由縁です。

人間は意志薄弱な動物です。

ダイエットをしようと思ってもすぐに挫折するし、
節約をしようと思ってもつい浪費するし
勉強をしようと思ってもすぐに嫌になるし。

そんな自由意志なんていらなくないですか?

例え自由意志じゃなくても
自分の人生を豊かにしてくれる思考パターンや判断基準を
持てた方がよくないですか?

あなたがいつも接している人や言葉が
あなたの思考パターンや判断基準つまり意志をコントロールします。

不良グループに入ると悪いことが平気でできたり
集団だと軽い気持ちで人をいじめたりできるように。

逆に
人を喜ばせることが当たり前の人たちの仲間になれば
それが当然のこととして自然と気遣いが身につきますし
努力して成長することが当たり前の人たちと一緒にいれば、
それが自分の当たり前になります。

もし
あなたが人生を変えたければ
自分の自由意志などないことを理解して
自分の意志に良い影響を与える環境に移ってください。

今の自分の好き嫌いを持ち込まず
自分の成長や理想の実現に近づけるかを判断基準にして
初めは違和感や不快感を感じても新しい環境に飛び込んでください。

違和感や不快感を避ける思考のままだと
ずっと人生は変わりません。

自分を成長させるための成長痛を与えてくれる環境を
自ら選んでください。

きっと数年後には今とは見違えるほど
幸福度の高い人生になっていることでしょう。

 

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コメント / トラックバック 1 件

:北山|

自分が自由意志だと思っている意志を疑うことなく、悩みを抱えた生き方をするより、「自由意志は無い」と知って、悩みが消える生き方ができる意志に乗り換えられる環境に身を置きましょう、ということだと思いました。

また、「人間は意志薄弱な動物」という言葉が胸に突き刺さります。図星だなと思います。変えたいのに上手く出来ないことが多々あり、自己肯定感を下げてしまいます。
これは失敗を忌避すべきものと考えてしまう価値観があるからですね。
この「忌避すべき」と考えるか考えないか、を自由意志で選んでいる、と思っているのが錯覚なんだと感じました。
そして、「忌避すべきと考える」人でも、「忌避すべきと考えない」環境に身を投じれば、意志を変えることが出来る、と思いました。

意志が強い弱いと言いますが、意志はその人オリジナルの個性では無いのですね。
自分の意志に自己同一化し過ぎないよう気を付けます。
また、意志が他人から取り入れたモノなら、人は同じ意志を共有して生きている、と思いました。

自分は孤独ですが、他人と繋がってもいる、ということが分かった気がします。ありがとうございます。

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